プレストレストコンクリート(1)

[V-358] Three-Dimentinal Analysis on Bending and Shearing Behaviors of PC T Girder Structure Subject to Main Cable Rupture at Bent-up Sections

〇Masaki Kitagishi¹, Eiji Yoshida², Yuichi Hirano¹, Atsushi Hattori¹, Hirotaka Kawano¹ (1.Kyoto University, 2.Public Works Research Institute)

Keywords:FEM Analysis, unfilled grout, main cable rupture, PC T girder

PCT桁において，グラウト未充填に起因するPC鋼材の曲げ上げ部～定着部の破断が問題となっている．その破断により橋梁の耐荷力が大きく失われ，場合によっては落橋に至る場合も想定される．本研究ではPC鋼材の曲げ上げ部破断がPCT桁の曲げせん断挙動に与える影響を3次元FEM解析により検討した．その結果，PC鋼材の曲げ上げ部が破断した場合，破断箇所で曲げひび割れやその進展したせん断ひび割れが生じやすくなることが確認できた．また，破断数が多くなると破断箇所で生じた曲げせん断ひび割れが拡大しやすくなり，破壊形式が曲げ破壊からせん断破壊へと変化することで，最大荷重が低下する可能性があることもわかった．