令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

製造・施工(2)/締固め

座長:橋本 紳一郎(千葉工業大学)

[V-274] 凝結調整のための混和材によるコンクリートの凝結促進効果に関する検討

〇石井 泰寛1、伊藤 慎也1、浦野 真次2、黒田 泰弘2、依田 侑也2、髙橋 圭一2 (1.デンカ(株)、2.清水建設(株))

キーワード:寒冷期、混和材、仕上げ作業、凝結促進

寒冷期のコンクリート施工において、作業効率向上の観点から、環境温度に依存する凝結の遅れを解消し、仕上げ作業開始までの時間を短縮することが求められている。本報では、サルフォ系塩を主成分とする凝結促進用の混和材を用いて、普通セメントおよび中庸熱セメントを用いたコンクリートへ適用した際の凝結促進効果について検討を行った。その結果、低温環境下において凝結促進用の混和材を4kg/m3添加することにより、いずれのセメント種においてもコンクリートの基礎物性に影響を与えることなく凝結始発時間の短縮効果が得られることが確認され、仕上げ作業の効率改善に寄与できる可能性が示唆された。

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