令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

製造・施工(2)/締固め

座長:橋本 紳一郎(千葉工業大学)

[V-280] コンクリート床版における再振動の適用性についての実地試験

〇岡部 倖大1、庄野 克哉1、櫨原 弘貴2、添田 政司1 (1.福岡大学大学院、2.福岡大学)

キーワード:再振動締固め、加振時間、ブリーディング、圧縮強度

コンクリートの品質を向上させる施工方法の一つに再振動締固め法がある。著者らは,再振動の最適な実施時期および加振時間について検討を行い,N式貫入深さが100mmの際に5秒程度の再振動を実施することで,十分に品質を改善できることを明らかにした。しかし,この結果は,実験的検討であり,実構造物への適用性に関しての評価は行っていない。そこで本研究は,コンクリート床版を模擬した大型供試体を用いて,再振動による品質向上について検討を行った。その結果,大型供試体においてもN式貫入深さが100mmの際に5秒程度の再振動を実施することで最も高い強度発現が見られ,コンクリート品質は改善されることを明らかにした。

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