令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

セメント系舗装(2)

座長:若林 由弥(国土技術政策総合研究所)

[V-295] ブロック舗装で使用される敷モルタルの性能に関する一検討

〇渡部 敬史1、青木 政樹1、武藤 一伸1 (1.大成ロテック)

キーワード:剛性ブロック系舗装、敷モルタル、コンシステンシー、曲げ強度、圧縮強度

ブロック系舗装で使用する敷モルタルは,ブロック下面の凹凸やブロック厚さの相違を調整することによる路面の平坦性確保の役割と,基層コンクリート版との一体性を確保するという2つの役割が求められている.敷モルタルの加水量に関しては,施工性を重視し,現場の経験等から決められており,それらの関係性について報告された事例が見当たらなかった.よって,本実験では加水量を変化させ,JIS R5201セメントの物理試験方法に準拠してフロー試験,強さ試験および空隙率測定を実施し,敷モルタルの加水量と施工性および強度発現の関係性について調査した.その結果,施工不良や強度の発現不足が懸念される加水量の範囲が確認できた.

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