令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

セメント系舗装(2)

座長:若林 由弥(国土技術政策総合研究所)

[V-297] コンクリート舗装の凍結深さに関する一検討

〇上野 千草1、木幡 行宏2、丸山 記美雄1 (1.国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所寒地土木研究所、2.室蘭工業大学大学院)

キーワード:積雪寒冷地、コンクリート舗装、凍結深さ、修正Berggren式

これまでの研究で、コンクリート舗装において、凍上性材料が凍結深さ内の路床に用いられ、凍上により路盤面に不陸が発生すると、車輌荷重により舗装版に生じる引張応力が増大し、舗装寿命が低下することが明らかになっている。このため、北海道では凍結深さまで非凍上性の材料で構成させることとなっている。一方、凍結深さの推定にあたっては修正Berggren式が一般に用いられているが、コンクリート舗装への適用性は検証されていない。本検討では、凍結深さの実測を行うとともに、推定された凍結深さとの比較を行った。この結果、凍結指数350 ℃・days未満凍の地域では、危険側で設計を行う可能性があることを明らかにした。

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