令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

舗装一般(2)

座長:横田 慎也(鹿島道路)

[V-309] 熱帯諸国における耐流動性舗装技術の体系化

〇古木 守靖1、藤原 明1、水野 聡士2 (1.国際協力機構、2.エイト日本技術開発)

キーワード:耐流動性、ホイールトラッキング試験、動的安定度、アスファルト改質剤、熱帯諸国

日本では経験しない高温に曝される熱帯諸国のアスファルト舗装は深刻な流動わだち掘れに悩まされている。JICAではそのような条件下で進められるODA道路事業において、熱帯諸国に適した路面設計を行って流動わだちを防止する事業体系を構築した。まず気温条件から流動わだち掘れのできやすさを推計して、アスファルト混合物に求められる動的安定度の目標値を決定して性能規定で事業の発注を行う。受注者は必要に応じて改質剤を導入してホイールトラッキング試験によってアスファルト混合物の配合設計を行う。これらを科学的にかつ積算に反映させた手順によって実施する舗装工事の具体的体系を説明する。

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