令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

舗装一般(2)

座長:横田 慎也(鹿島道路)

[V-310] 多層弾性理論を用いた舗装構成の構造比較(熱帯地域の例)

〇水野 聡士1、古木 守靖2、藤原 明2 (1.株式会社エイト日本技術開発、2.独立行政法人国際協力機構)

キーワード:多層弾性理論、熱帯地域、気温条件、安定処理路盤、構築路床

JICAの道路事業では、SATCCに代表されるカタログ式設計法、AASHTOに代表される経験的設計法が舗装の構造設計に用いられる場合が多く、経済発展に伴う道路の重交通化に対応できていない場合も考えられる。このため、熱帯地域を例に力学的経験的設計法による試算を実施し、その効果を確認した。結果として、1)現地条件を考慮した理論的設計法による照査が必要であること、2)HMA層の厚さは、維持管理等のバランスも考慮した舗装構成を採用する必要があること、3)アフリカ地域で多用されるセメント安定処理と構築路床は舗装の維持管理のしやすさを含めた長期的な視点で有利である可能性があること、等が明らかとなった。

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン