[V-325] 断面修復部を有する電気防食工法の電流配分に関する実験的検討
キーワード:電気防食、電気抵抗率、断面修復、電流分布
コンクリート構造物の塩害対策工法の一つである電気防食工法では,コンクリート表面に設置された陽極材からコンクリートを介して鋼材に防食電流を供給し,腐食反応そのものを抑制する.防食対象とする鉄筋コンクリート構造物の範囲内に断面修復部が存在する場合,その電気抵抗率が防食電流の分布に影響を与えることが指摘されている.防食の観点では,断面修復部の鋼材の腐食環境は改善されるため,未修復部である母材コンクリート部に対して多くの防食電流を供給することが好ましいと考える.そこで本実験では,まず鉄筋が腐食環境でない条件で部分的に異なる電気抵抗率を有する場合の防食電流の配分に関して実験的に確認した.
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