令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

防食(2)

座長:皆川 浩(東北大学)

[V-327] チタン溶射方式による電気防食工法の長期適用結果について

〇内海 輝昭1、露木 寿1、堀澤 誠1、渡辺 良平1、阿部 雄太1 (1.東日本旅客鉄道株式会社)

キーワード:塩害、鉄筋腐食、電気防食、維持管理

コンクリート橋への塩害対策のひとつに, 電気防食による維持管理方法が挙げられる. 本稿では, チタン溶射方式による電気防食を実施したコンクリート鉄道橋を対象に, 施工から約20年経過後の防食効果を検証した. チタン溶射方式は, チタン線材をコンクリート表面に吹き付け形成した溶射皮膜を陽極材とする外部電源方式の電気防食であり, 当該橋りょう以外でも多く採用されている. 防食効果の検証には, 鋼材電位等の定期計測結果, 母材目視調査および陽極導通調査の結果から判断し, 対象橋りょうにおける電気防食が有効であったか考察を行った. また, これらの結果から, 対象橋りょうの今後の維持管理方針についても言及した.

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