防食(2)

[V-328] 補修と補強を同時に行った鉄筋腐食の生じたRC部材における電気化学的検討

〇上原子 晶久¹、下浅 成央¹、吉田 悠人¹ (1.弘前大学)

キーワード：補修、補強、同時施工、電気防食工法、ステンレス鉄筋

鋼材腐食の生じた鉄筋コンクリート部材の修繕に関しては，その範囲が膨大なため合理化や省力化が求められている。著者らは，これまでに補修と補強を同時に行なう工法に検討を行ってきた。この工法では，補修として外部電源方式の電気防食工法，ならびに補強としてステンレス鉄筋の内部埋込工法を活用している。実際に試験体を作製して防食電流を印加した結果，かぶりコンクリートの打ち替えの有無で通電性状が異なることを明らかにした。本稿では，要素試験を行って，そのことに対する影響要因について検討を試みた。