[V-329] RC構造物に適用される電気防食の管理位置が防食効果におよぼす影響
キーワード:鉄筋腐食、電気防食、防食基準、管理位置、断面修復
RC構造物に適用される電気防食は,鋼材腐食を直接的に制御できる効果的な防食法であり,モニタリング位置(管理位置)に設置された照合電極で鋼材電位をモニタリングし防食管理が行われる.しかし,実構造物においては,断面修復を伴う場合など,鉄筋周辺環境に差異が生じている範囲に対して防食管理を行うこととなり,適切な管理位置の選定が必要となる.そこで,本研究では,断面修復を伴う電気防食を想定し,実構造物の断面修復部および既設部を模擬した梁供試体を用いて,電気防食の管理位置に着目した実験的検討を行った.その結果,既設コンクリート部(特に腐食の激しい箇所)を管理位置として防食管理することが望ましいと推察された.
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