令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

防食(2)

座長:皆川 浩(東北大学)

[V-331] 二相系ステンレス鋼の汽水部暴露試験による長期耐食性評価

〇岡田 修幸1、冨山 禎仁2、新田 弘之2 (1.日鉄ステンレス株式会社、2.土木研究所)

キーワード:河川・ダム施設、鋼構造物、防食、二相系ステンレス鋼、暴露試験

河川・ダム施設にはメンテナンス負荷軽減のためステンレス鋼等の耐食材料が多く使用されている。二相ステンレス鋼は広く用いられてきたSUS304、SUS316Lと比較して高強度を有し薄肉軽量設計が可能で当該施設のニーズに合致しており、近年JIS登録された二相ステンレス鋼SUS821L1、SUS323Lに加えて溶接部耐食性に課題のあったSUS329J1の特性改善が進められている。これら二相ステンレス鋼の適用方法最適化のため長期耐食性評価が必要と考え感潮域の河川護岸において長期暴露試験を開始した。暴露1年目で304のみ腐食が生じ、821L1、323L、329J1改善鋼は316Lと同様腐食は生じなかった。

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