Japan Society of Civil Engineers 2020 Annual Meeting

Presentation information

第V部門

補修・補強(構造)(2)/曲げ

Chair:Yasushi Tanaka

[V-348] Bending capacity of RC members with induced corrosion cracks by expansion agent filled pipes

〇Togo Aburano1, Amadou Sakhir Syll1, Toshiyuki Kanakubo1 (1.University of Tsukuba)

Keywords:bar corrosion, crack width, expansion agent, section analysis

既存の鉄筋コンクリート(RC)造構造物の鉄筋腐食による性能低下が危惧されており,部材レベルでの構造性能低下を評価する必要がある.著者らは,鉄筋腐食によるコンクリートのひび割れが構造性能に及ぼす影響に着目し,腐食ひび割れの模擬方法として静的破砕剤を充填したパイプを用いた手法を試みている.本研究では,腐食ひび割れがRC部材の構造性能に及ぼす影響について検討することを目的とし,著者らの既往研究で行われた腐食ひび割れを模擬したRC部材の加力実験試験体の断面解析を行った.負側の最大耐力実験値は,断面解析による曲げ耐力解析値を下回った.加力前ひび割れによる主鉄筋の付着劣化が影響していると考えられる.

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