令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

プレストレストコンクリート(2)

座長:渡辺 健(鉄道総合技術研究所)

[V-360] グラウトホースの伝い水とグラウトホースのあと処理の施工に関する実験的検討

〇杉江 匡紀1、徳光 卓1、岡田 繁之1、藤原 保久1 (1.プレストレスト・コンクリート建設業協会)

キーワード:グラウトホース、伝い水、グラウトホースのあと処理、充填不良

PC橋におけるグラウトホースの伝い水現象は,平成15年頃から顕在化が確認され,PCグラウトの充塡不良と同様にPC橋の耐久性に深刻な影響を与える可能性のあることが明らかとなった.既往の研究では,PCグラウトの設計施工指針に従いグラウトホースのあと処理を行うことが伝い水防止対策として妥当であることが確認されたが,施工によってはグラウトホースのあと処理用モルタルの充塡が不十分になり,切欠きの隅角部や壁面に空隙を生じ,伝い水の発生原因となっている事例が確認された.本実験では,あと埋めモルタルの施工方法が充塡度に与える影響の検証試験を実施し,施工方法によって充塡度が異なることを確認した.

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