令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

非破壊試験法(1)

座長:村上 祐貴(長岡工業高等専門学校)

[V-368] 粗骨材がコンクリートの圧縮応力と超音波速度変化率の関係に及ぼす影響

〇永田 昂大1、大野 健太郎1、上野 敦1、宇治 公隆1 (1.首都大学東京大学院)

キーワード:コンクリート、応力推定、超音波速度変化率、粗骨材

既往の研究より,コンクリートの圧縮応力と無応力状態に対する各応力状態の超音波速度変化率は線形関係があることが報告されている。しかし,同一応力時の載荷過程と除荷過程で超音波速度変化率が異なり,これは,粗骨材周りの遷移帯が一部塑性化したためと考えられた。粗骨材の有無の影響について未検討であったため,同一水セメント比のコンクリートとモルタルを用いて供試体を作製し,検討を行った。その結果,コンクリートでは,粗骨材の存在により遷移帯量が多くなったため,モルタルと比べ,載荷過程と除荷過程の超音波速度変化率の差が大きくなることが確認された。

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