環境保全・リサイクル（舗装）(1)

[V-460] バサルト繊維がアスファルト混合物に混入した場合の基本物性評価

〇増戸 洋幸¹、塚本 真也¹、平戸 利明¹、高橋 修² (1.東亜道路工業　技術本部　技術研究所、2.長岡技術科学大学大学院　環境社会基盤工学専攻)

キーワード：バサルト繊維、アスファルト舗装、再生アスファルト混合物、基本物性

アスファルト舗装におけるリフレクションクラック抑制シートの基材として，ガラス繊維が多く運用されている．しかしながら，適用箇所の修繕時に発生するガラス繊維を含む切削廃材は，再生骨材としての運用が難しく，その処理が課題とされている．著者らはガラス繊維の代替として，鉱物由来であり，ガラス繊維と同等以上の引張強度を有するバサルト繊維が有望であると考えている．本検討では，再生アスファルト混合物内にバサルト繊維が混入した場合を想定し，その基本的な物性を評価した．その結果，バサルト繊維の混入率が増加するとアスコンとして剥離抵抗性は低下するものの，塑性流動抵抗性は向上することがわかった．