耐久性一般(1)

[V-147] Observation of hardened structure of surface of concrete cured by several methods

〇Daisuke Sawaki¹, Haruka Takahashi¹, Masanori Higuchi², Takehiro Sawamoto³ (1.Taiheiyo Consultant, 2.Sumitomo Mitsui Construction, 3.Institute of Technologists)

Keywords:concrete, cure, surface, hardened structure, scanning electron microscope, backscattered electron image

コンクリートの透気性などの性状は、表層部の硬化組織と密接に関係するものと考えられる。本報告は、4種類の方法により養生した、普通ポルトランドセメント（N）及び高炉セメントB種（BB）のコンクリートの柱部材について、表面付近の切断面を走査型電子顕微鏡で観察し、硬化組織の特徴を明らかにするとともに、透気性との関係を考察した。その結果、Nのコンクリートでは硬化組織の緻密さが、BBのコンクリートでは亀裂発生の程度が、養生方法による透気係数の差異の主原因であると考えられた。