令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

耐久性一般(1)

座長:小山田 哲也(岩手大学)

[V-147] 養生方法の異なるコンクリートの表層部の硬化組織観察

〇沢木 大介1、高橋 晴香1、樋口 正典2、澤本 武博3 (1.太平洋コンサルタント、2.三井住友建設、3.ものつくり大学)

キーワード:コンクリート、養生、表層、硬化組織、走査型電子顕微鏡、背面反射電子像

コンクリートの透気性などの性状は、表層部の硬化組織と密接に関係するものと考えられる。本報告は、4種類の方法により養生した、普通ポルトランドセメント(N)及び高炉セメントB種(BB)のコンクリートの柱部材について、表面付近の切断面を走査型電子顕微鏡で観察し、硬化組織の特徴を明らかにするとともに、透気性との関係を考察した。その結果、Nのコンクリートでは硬化組織の緻密さが、BBのコンクリートでは亀裂発生の程度が、養生方法による透気係数の差異の主原因であると考えられた。

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