令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

塩害(1)

座長:堀口 賢一(大成建設)

[V-542] 鉛直打継目の目開きによる塩分浸透と鉄筋腐食に関する実験的研究

〇田中 亮一1、山路 徹2、谷口 修3、竹中 寛4、清宮 理5 (1.東亜建設工業、2.港湾空港技術研究所、3.五洋建設、4.東洋建設、5.早稲田大学名誉教授)

キーワード:暴露実験、鉛直打継目、目開き、腐食、水分、鉄筋界面

プレキャスト部材を用いた省力化施工が注目されているが,鉛直打継目を有する部材に大きな曲げが作用した場合,鉛直打継目は目開きする可能性があり,この目開きから酸素等が侵入することで鉄筋は局部的に腐食が進行することがある.また,水平配置鉄筋の下面はコンクリートの材料分離によるブリーディングや打込み時の空隙が残留しやすいため,鉄筋上面よりも腐食が進行しやすい.そこで本研究では,鉄筋を水平配置した目開きを有する供試体を用いて,海水による乾湿繰返し環境下で暴露実験を行った.その結果,目開き部における塩化物イオンの浸透および鉄筋界面への水分浸透が目開き付近の鉄筋腐食に影響を及ぼすことを確認した.

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