[V-543] 各種コンクリートの腐食に与える内部含水率とCl量との関係性に関する基礎的研究
キーワード:腐食速度、高炉スラグ微粉末、自然電位、電流密度
実構造物では塩害劣化が顕在化しているが,塩化物イオン量が多量に存在しても腐食が発生していないケースが存在する.河川の樋門では,鉄筋付近に塩化物イオン量が多量に存在していても高い含水状態にあるため腐食が軽微なものや,水掛かり無しにおいても少量の塩化物量で腐食が発生している事例も見られる.塩化物イオン量と腐食発生の関係性がイコールとならない事例が散見されることから,コンクリート内部の含水率の違いが鉄筋腐食に影響を及ぼしていると考え,含水率や塩化物イオン量が異なる鉄筋コンクリートを作製し腐食特性について検討を行った.その結果,含水率が高くなるにつれ腐食が起きやすい結果となった.
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