[V-634] テーパ型ナットをPC鋼棒定着体としたあと施工アンカー工法の破壊モードに関する一考察
キーワード:あと施工アンカー、先端定着、PC鋼棒、破壊モード
あと施工アンカー工法の高耐力化,信頼性向上を目的に,PC鋼棒先端にテーパ型に加工したナット取り付けたアンカー筋を使用する工法を考案した。既報告では,PC鋼棒φ17,φ32を鋼棒直径の20倍の定着長とした引張試験によりPC鋼棒が破断する破壊形態となった。本報告では,PC鋼棒φ13,φ23で追加の引張試験を行い,既報と同様な破壊形態となることを確認した。PC鋼棒φ23で母材コンクリート強度が14~16N/mm2程度の引張試験も行い,PC鋼棒(C種1号)の降伏強度以上の450kNを超える引張耐力となることも確認した。さらに,先端定着部の要素実験を基本に,本提案工法の破壊モード判定法を示した。
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