令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

新材料・新工法(構造)

座長:栗橋 祐介(金沢大学)

[V-634] テーパ型ナットをPC鋼棒定着体としたあと施工アンカー工法の破壊モードに関する一考察

〇小林 薫1、鈴木 雄大2、平林 雅也2、伊藤 隼人2、藤井 保也3、今井 清史3 (1.JR東日本コンサルタンツ(株)、2.東日本旅客鉄道(株)、3.サンコーテクノ(株))

キーワード:あと施工アンカー、先端定着、PC鋼棒、破壊モード

あと施工アンカー工法の高耐力化,信頼性向上を目的に,PC鋼棒先端にテーパ型に加工したナット取り付けたアンカー筋を使用する工法を考案した。既報告では,PC鋼棒φ17,φ32を鋼棒直径の20倍の定着長とした引張試験によりPC鋼棒が破断する破壊形態となった。本報告では,PC鋼棒φ13,φ23で追加の引張試験を行い,既報と同様な破壊形態となることを確認した。PC鋼棒φ23で母材コンクリート強度が14~16N/mm程度の引張試験も行い,PC鋼棒(C種1号)の降伏強度以上の450kNを超える引張耐力となることも確認した。さらに,先端定着部の要素実験を基本に,本提案工法の破壊モード判定法を示した。

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