令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

新材料・新工法(構造)

座長:栗橋 祐介(金沢大学)

[V-635] ストランド場所打ち杭と鋼管柱の接合面の離間挙動に関する一考察

〇石橋 誠司1、滝沢 聡1、鈴木 健一1、山野辺 慎一2、岩本 拓也2、黒岩 育子2 (1.東日本旅客鉄道、2.鹿島建設)

キーワード:ストランド、場所打ち杭、接合部

ストランド場所打ち杭工法は,場所打ち杭の軸方向鋼材にPC鋼より線等(以下,ストランド)を適用することで,その可撓性により低空頭・狭隘な箇所での鉄筋かご建込みの施工性を改善させる技術である.本工法を用いた杭と鋼製柱との接合構造として,ストランドのマンションを鋼管柱基部にナットで定着し,ベースプレート下面にスタッドを設置することで,軸方向力,曲げモーメントおよびせん断力を伝達する構造を提案した.本構造を模した試験体の正負交番載荷試験を行い,接合面の離間荷重(ベースプレートが目開きを開始する荷重)等の離間挙動を検証した.その結果,離間荷重はスタッドの引抜き抵抗により,計算値よりも大きい結果を示した.

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