[V-636] 静荷重実験における荷重分布型伸縮装置の耐荷力性能
キーワード:荷重分布型伸縮継手、耐荷力、施工性
伸縮継手装置の多くは鉄筋の端部をRC床版に差し込み、超速硬コンクリートで一体化する工法である荷重集中型伸縮継手装置である。本研究では、RC床版表面に荷重分布鋼板を設けた荷重分布型伸縮装置を開発し、静荷重実験を実施した。その結果、同一断面寸法を有するRCはりの最大耐荷力に対して荷重集中型伸縮継手設けたRCはりの最大耐荷力は1.44倍、荷重分布型伸縮継手を設けたRCはりは2.00倍の耐荷力が得られた。よって、荷重分布型伸縮継手を設けることで、大幅な耐荷力の向上が図られ、実用的である結果が得られた。
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