令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

新材料・新工法(構造)

座長:栗橋 祐介(金沢大学)

[V-638] 注入式接着系あと施工アンカー工法の施工効率の向上を図る固定部材の提案

〇山﨑 彬1、波田 雅也1、牛島 栄1、粟屋 紘介2、山代 育民2 (1.青木あすなろ建設、2.遠州スプリング)

キーワード:あと施工アンカー、接着系アンカー、注入式、施工効率、性能確認試験

注入式接着系あと施工アンカーは高い固着力を発揮する.しかし,接着剤が固着力を発揮するまでにアンカー筋のずれを防ぐ養生作業を,アンカー筋の固着作業とは別に施す必要があり,施工効率の低下を招いている.そこで筆者らは,アンカー筋に独自の固定部材を取付けることで,アンカー筋の傾きやずれを容易に防止でき,施工効率低下の原因であった養生作業が不要となる工法を提案している.本報は,異形棒鋼を対象としたクリップ型の固定部材を提案し,その性能確認試験を実施した.結果,提案する固定部材がアンカー筋のずれ防止に対し十分な耐荷重性能を保有することを確認した.

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