[V-180] 実コンクリート配合での塩害環境下におけるフライアッシュ のASR抑制効果
キーワード:アルカリシリカ反応、フライアッシュ 、実コンクリート配合、促進膨張量試験、塩害環境
1989年に定まったASR抑制対策によって新規構造物におけるASRの発生は収束していった.しかし,現行の対策に準拠した構造物の一部おいてASRが発生している事例がある.原因として骨材からのアルカリ溶出,凍結防止剤の散布および飛来塩分など供用環境における影響が考えられる.一方,近年の研究にてフライアッシュのASR抑制効果が報告されている。本研究では実配合のコンクリートによる供試体を用いて膨張量試験を実施し,塩害環境における分級フライアッシュのASR抑制効果を検証した. 結果,フライアッシュによるASR抑制効果を発揮するには十分な養生期間が必要であることがわかった.
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