令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

環境保全・リサイクル(舗装)(2)

座長:坪川 将丈(国土技術政策総合研究所)

[V-470] 竹チップを用いた土系舗装材料の冬季耐久性評価と現場施工性の検討

〇古賀 千佳嗣1、佐藤 研一1、藤川 拓朗1、江籠 洋和2 (1.福岡大学、2.株式会社NIPPO)

キーワード:竹チップ、凍結、現場施工

土系舗装は、自然土にセメント系などの固化材を混合した舗装である。これらは、景観性、歩行性、保水性に優れ、近年、地球温暖化軽減等で着目されている。しかし、寒冷地では凍害や霜害による損傷を受けやすいことが報告されている。そこで、竹チップを用いた舗装材料の凍結時の物理・力学特性を把握し、冬季における耐久性について実験的な検討と中規模の現場施工を行った。その結果、竹チップ舗装材料は、凍結時において体積膨張を抑制でき、竹チップの添加により十分な強度があることが確認できた。今後、材料融解時の材料強度の検討も行う予定である。また、中規模施工の現地での材料混合・製造の能力と機械施工の有効性が示された。

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