令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

塩害(2)/凍害(1)

座長:子田 康弘(日本大学)

[V-552] 車両通過で飛散する路面水の粒径と飛散量に関する調査

〇寺西 健太1、島田 敏英2、中村 文則3、岩崎 英治3 (1.中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋(株)、2.中日本高速道路(株)、3.長岡技術科学大学)

キーワード:凍結防止剤、飛散粒子、感水試験紙

凍結防止剤を含む路面水は車両通過により巻上げられ飛散する。この飛散した凍結防止剤を含んだ路面水(以下,「飛散粒子」という)が,道路沿いの構造物を塩害させる。本調査は車両通過で飛散する路面水の粒径や飛散量を把握するため,高速道路本線の路肩部で飛散粒子を感水試験紙で捕捉し画像解析する。結果,路面からの高さ1.0mから5.0mに到達した飛散粒子のうち,全体の5割以上が粒径100μm未満であった。加えて,飛散粒子は高さ方向にy=8.8905e-0.396xの指数関数で減少する傾向にあった。この式より、路面からの高さ9.0m付近には飛散粒子は到達しない(X=0)と推測できる。

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