塩害(2)／凍害(1)

[V-554] Consideration of deicing salt spreading amount based on salt damage survey for 100 year operation of construction bridge

〇S.Matsumura S.Matsumura¹, K.chou K.chou¹, Y.noritake Y.noritake¹ (1.Eight-Japan Engineering Consultants)

Keywords:deicing salt spreading amount, Extending bridge life, salt attack, Chloride ion content, salt damage survey

山間部橋梁の塩害の主要因には、凍結防止剤中の塩化物ナトリウムがある。塩害調査は一般に実橋試験片の深さ方向の塩化物イオン含有量により将来予測・措置が講じられる。長寿命化の観点から、架橋環境に応じた新たな塩害評価指標等の作成、その指標に基づく新設橋の設計が望まれている。本考察は、①既設コンクリート橋の塩化物イオン分布特性の把握、②新設PC橋の塩害評価指標作成のための試算を目的とし、対象5橋の塩害実態調査の結果に基づき、フィックの拡散方程式の解を用いて桁表面塩化物イオン含有量を同定、凍結防止剤散布量との回帰分析を行い、「新設橋100年供用とした凍結防止剤散布量の上限値」の試算を行った。