[V-597] 砂詰め基礎を固定化して耐震補強したPC電化柱に関する実験的検討
キーワード:PC電化柱、砂詰め基礎、耐震補強
東北地方太平洋沖地震では,東北新幹線の高架橋上のPC電化柱に広範囲にわたる折損や傾斜の被害が生じた.その後,既存のPC電化柱に対して,鋼管巻RC構造に改築する高じん性補強工法を開発し,電柱埋込み部の固定度が高いモルタル詰め基礎を優先的に施工している.一方で,砂詰め基礎については,砂を可能な範囲で撤去し,モルタルに置き換えることを検討している.今回,砂とモルタルの比率を変えて高じん性補強したPC電化柱の構造特性を確認するため交番載荷実験を実施した.その結果,モルタル厚さを薄くしても荷重低下段階に大きな差異はなく,耐力及び変形性能はモルタル詰め基礎と概ね同じ傾向を示すことが分かった.
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