Japan Society of Civil Engineers 2020 Annual Meeting

Presentation information

第V部門

耐震補強(2)/耐震

Chair:Koji Matsumoto

[V-601] A new buckling prevention method of RC member under cyclic loading

〇Naoshi UEDA1, Hikaru NAKAMURA2, Taito MIURA2 (1.Kansai University, 2.Nagoya University)

Keywords:buckling prevention, internal crack, UHP-SHCC, coated rebar, cyclic loading

RC柱部材では,過大な地震荷重に対して所要の変形性能を確保するために帯筋が密に配筋され,しばしば過密配筋の問題が生じる.一方,繰返し荷重を受けるRC部材の座屈は,軸方向鉄筋から生じる水平ひび割れが起点であることが指摘されており,当該ひび割れの進展を抑制することで,座屈発生を遅らせられることが確認されている.本研究では,新たな鉄筋の座屈抑制法として,超高強度ひずみ硬化型モルタルを用いて軸方向鉄筋を被覆する方法を考案し,それが繰返し荷重を受けるRC部材の座屈挙動に及ぼす影響を検討した.その結果,限られた範囲ではあるもの,提案手法は従来の横方向鉄筋による方法と概ね同程度の座屈抑制効果を示した.

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