令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

非破壊試験法(3)

座長:大野 健太郎(首都大学東京)

[V-386] 電磁波による鉄筋腐食膨張に伴う内部ひび割れの推定に関する研究

〇藤原 茜1、新保 弘1、野嶋 潤一郎2、溝渕 利明1 (1.法政大学、2. (株)開発設計コンサルタント)

キーワード:非破壊検査、劣化評価、電磁波レーダ法、機械学習、画像処理

本研究では,電磁波レーダ法により鉄筋腐食膨張に伴うコンクリート内部のひび割れをコンクリート構造物の劣化進行状況を画像処理や機械学習により正確に測定できる推定手法を提案することを目的とした。最初に画像処理による簡易推定法について検討し,色の閾値を用いた画像処理によって劣化が推定できる可能性のあることを示した。次に,電磁波レーダの出力画像はひび割れの有無による鉄筋のエコーの形状が異なることに着目し,機械学習によって劣化を推定する方法を検討した。その結果,機械学習による詳細評価によって鉄筋のエコーの形状から劣化を判定することができる可能性を見出した。

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