令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

非破壊試験法(3)

座長:大野 健太郎(首都大学東京)

[V-391] 高周波交流磁場を用いたコンクリート中鋼材の腐食評価に関する基礎的研究

〇梅谷 晃大1、谷 春は1、晋一 服部1、寺澤 広基1、鎌田 敏郎1 (1.大阪大学)

キーワード:電磁場応答、非破壊検査、腐食評価

本研究では,非破壊で初期段階における腐食を評価する新しい手法について検討を行うため,高周波の交流磁場を用いたコンクリート中鋼材の腐食評価に関して検討した.ここでは,様々な腐食状態を模擬した鋼板に高周波の交流磁場を作用させ,その電磁場応答を測定することで,腐食評価に効果的な実験条件を把握し,鋼板における腐食状態が電磁場応答に与える影響に関して検討した.その結果,検出コイルを鋼板の中心線上に配置し,コイル間距離50mmで計測することで,本手法における位相差の測定精度を向上させた.また,腐食による電磁場応答への影響を確認でき,またその影響は腐食部近傍の健全部まで及ぶことがわかった.

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