令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

高流動コンクリート(1)

座長:日比野 誠(九州工業大学)

[V-429] 電気伝導率によるフレッシュコンクリート内の材料分布状況の予測

〇髙木 雄介1、小林 孝一2、菱刈 智也2 (1.西松建設(株)、2.岐阜大学)

キーワード:フレッシュコンクリート、材料分離、電気伝導率

省力化,少人化の観点からも,補助的な締固めを必要とする高流動コンクリートの需要が高まっている.しかし,高い流動性を持つ半面,材料分離が問題とされており,材料分離を的確に評価することができる簡易的な手法が求められている.そこで,本研究では,リアルタイムに材料分離を評価する前段階として,センサ周辺の電気伝導率を測定することができる小型のセンサを用い,伝導率の変化を材料割合の変化に置き換えることで,フレッシュコンクリート内の材料分布の推定を行った.その結果,配合ごとに変化の傾向が異なり,連続的にペーストの移動量を推測でき,材料分離特性を評価することができる可能性がある.

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