令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

アルカリシリカ反応

座長:前島 拓(日本大学)

[V-186] 鉄筋拘束を受けるASRでの画像相関法による表面ひずみ分布評価

〇落合 昂雄1、小池 耕太郎1、早野 博幸1、田口 遼2、高橋 佑弥2 (1.太平洋セメント株式会社、2.東京大学大学院)

キーワード:デジタル画像相関法、アルカリシリカ反応、鉄筋拘束、面的ひずみ分布

アルカリシリカ反応(以下,ASR)が生じたコンクリート構造物では,拘束方向に沿ってひび割れが発生することが知られている.ASRの1次診断ではコンクリート表面のひび割れやゲルの滲出等の目視観察が基本であるが,ASRの特徴が顕在化する前は一般的な1次診断は困難である.本研究では,デジタル画像相関法(以下,DICM)を用いてひずみ分布を定量評価し,膨張挙動との関係を検討した.その結果,DICMに基づく最大主ひずみの変化から,鉄筋に沿って引張ひずみが集中し,その後に試験面全体に亀甲状に分布する傾向を確認した.また,最大主ひずみとコンタクトゲージ法で測定した膨張ひずみとの間に相関関係が認められた.

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