令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

凍害(2)

座長:吉田 行(土木研究所)

[V-560] セメントの種類が蒸気養生を行ったコンクリートの耐凍害性に与える影響

〇瀧口 響1、王 亮1、藤井 隆史1、綾野 克紀1 (1.岡山大学)

キーワード:セメントの種類、養生温度、水中養生、凍結融解、スケーリング

セメントに普通ポルトランドセメントまたは早強ポルトランドセメントを用いたコンクリートを,高温の蒸気養生を行った場合や,十分な水中養生を行わなかった場合には,エントレインドエアを連行しても,耐凍害性が低下する場合がある.これに対し,高炉セメントB種を用いたAEコンクリートは,養生条件に寄らず,凍結融解作用による内部劣化に対して高い抵抗性を示す.スケーリングに対しては,養生方法の影響を受けやすく,蒸気養生を行わず気中養生のみを行った場合や,高温の蒸気養生を行った場合には,スケーリング量が多くなる.この傾向は,高炉セメントB種を用いた場合に顕著に表れる.

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