令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

凍害(2)

座長:吉田 行(土木研究所)

[V-564] 凍結融解を繰り返した供試体内部の体積変化計測へのX線CT法の適用

〇麓 隆行1、川本 幸宏1、村田 隆男2、高田 良章3 (1.近畿大学、2.大阪兵庫生コンクリート工業組合、3.株式会社フローリック)

キーワード:凍結融解、モルタル、X線CT、画像相関法、体積ひずみ

コンクリートの凍害は,内部水が凍結する際に生じる体積膨張により,未凍結水に伝わる圧力増加が繰り返されて進行する.その進行速度を推定できれば維持管理に有効な情報だと考えられる.そのために,コンクリート内部の凍害進行メカニズム,特に深さ方向の温度と膨張量との関係が重要となる.本研究では,X線CT(Computed Tomography)法で凍結前後の画像から供試体内部の膨張範囲を推定できる可能性に着目し,まずX線CT法で凍結による空気量0%のモルタル供試体内部の体積変化を計測できるかを試みた.その結果,X線CT法により凍結融解によるモルタル供試体内部の膨張推移を計測できることが示された.

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