令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

付着・定着・継手(1)

座長:上田 尚史(関西大学)

[V-605] ISO 15835に準拠したモルタル充てん継手単体の疲労性能試験

〇松本 智夫1、阿瀬 正明1、二羽 淳一郎2 (1.日本スプライススリーブ、2.東京工業大学)

キーワード:モルタル充てん継手、軸引張疲労試験、単体疲労性能、ISO 15835-1、ISO 15835-2

ISO15835は,機械式鉄筋継手の高サイクル疲労荷重下における性能として,応力範囲が60MPaで少なくとも200万回の載荷に耐えなければならない,そのときの最大応力は規格降伏強度の0.6倍であることを要求している.そこで,シンガポール製の鉄筋をモルタル充てん継手で接合した継手供試体を作製し,ISOに基づく継手単体の高サイクル疲労試験を行って,その疲労性能を検証した.その結果,本モルタル充てん継手供試体は,ISOの高サイクル疲労荷重下の要求性能を十分満足した.また,同要求性能の2倍および3倍の応力範囲においても, 本継手供試体は繰返し数1000万回を超える疲労性能を有していることが確認できた.

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