[V-605] ISO 15835に準拠したモルタル充てん継手単体の疲労性能試験
キーワード:モルタル充てん継手、軸引張疲労試験、単体疲労性能、ISO 15835-1、ISO 15835-2
ISO15835は,機械式鉄筋継手の高サイクル疲労荷重下における性能として,応力範囲が60MPaで少なくとも200万回の載荷に耐えなければならない,そのときの最大応力は規格降伏強度の0.6倍であることを要求している.そこで,シンガポール製の鉄筋をモルタル充てん継手で接合した継手供試体を作製し,ISOに基づく継手単体の高サイクル疲労試験を行って,その疲労性能を検証した.その結果,本モルタル充てん継手供試体は,ISOの高サイクル疲労荷重下の要求性能を十分満足した.また,同要求性能の2倍および3倍の応力範囲においても, 本継手供試体は繰返し数1000万回を超える疲労性能を有していることが確認できた.
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