令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

構造物調査・診断(1)

座長:三木 朋広

[V-649] コンクリート構造物の近接目視点検におけるひび割れ幅の目視計測誤差に関する量的研究

〇齊藤 準平1、塩川 響1 (1.日本大学)

キーワード:ひび割れ、目視計測

コンクリート構造物の近接目視点検の義務化が法令化された。一方,建設業界においては点検技術者が今後10年で現在の1/3が離職することが予測されている。したがって,今後は点検技術を有していない者も近接目視点検に従事する機会が増加する可能性が高い。
本研究はひび割れ幅の目視計測に及ぼす各種要因の影響を明らかにするために,点検技術を有していない者を対象に,人工的なひび割れを施したコンクリート供試体の近接目視によるひび割れ幅の目視計測をしてもらい,その計測誤差を検討した。
その結果クラックスケールを使用すること、ひび割れとの距離が近いこと、視力が高いことが,計測誤差が小さくなることがわかった。

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