構造物調査・診断(1)

[V-654] Investigation results and evaluation of grout filling by cable shape in PC box girder bridge

〇Reiji Uehara¹, Kenji Ueto¹, Taketoshi Yamauchi¹, Takahiro Bando² (1.West Nippon Expressway Engineering Chugoku Co.,Ltd., 2.West Nippon Expressway Co.,Ltd.)

Keywords:Grout filling survey, Non-destructive inspection, Wide Range Ultrasonic Testing, Drilling investigation, By cable shape

現在供用されているＰＣ橋で１９６０年代から１９８０年代にかけて架設されたものの中には，グラウト充填に関する材料や設計・施工技術の未熟による充填不足も確認されているが，充填不足の主な要因は下り勾配ケーブルにおけるグラウトの先流れによると考えられている。本報告は，中国地方の高速道路におけるポストテンション方式ＰＣ箱桁橋のグラウト充填状況及びＰＣ鋼材腐食度調査結果を報告するとともに，上り勾配ケーブルにもグラウト充填不足が発生する可能性を示すことにより，点検着目点の検討を行ったものである。