非破壊試験法(4)／評価試験方法(1)

[V-395] Basic Study on the Effects of Fragile Layer near Surface of Reinforcing Bar on Vibration Behavior by Electromagnetic Pulse Method in RC Slabs with Horizontal Cracks

〇Yuto Nakano¹, Shin Suzuki¹, Masafumi Nakao¹, Koki Terasawa¹, Toshiro Kamada¹ (1.Osaka University)

Keywords:Electromagnetic Pulse Method, RC Slabs, Horizontal Cracks, Fragile Layer, Vibration Behavior

RC床版に電磁パルス法を適用する場合，鉄筋腐食等により発生した水平ひび割れの上縁側のコンクリート部材にたわみ共振が生じることが確認されている.しかし，水平ひび割れの幅，および鉄筋とコンクリートの付着の状態により，RC床版の振動特性，および水平ひび割れ検出に影響を与える可能性が指摘されている.そこで，筆者らは，水平ひび割れ幅および付着を阻害する鉄筋表層部近傍の脆弱層を解析モデルに反映させ，水平ひび割れ幅および脆弱層の弾性係数をパラメータとした解析的検討を行った．その結果，水平ひび割れの幅はたわみ共振に影響を及ぼさないこと，また，脆弱層の弾性係数が小さくなれば，たわみ共振が生じることを確認した.