令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

非破壊試験法(4)/評価試験方法(1)

座長:橋本 勝文(京都大学)

[V-395] 水平ひび割れを有するRC床版における鉄筋表層部近傍の脆弱層が電磁パルス法による振動挙動に与える影響に関する基礎的研究

〇中野 雄斗1、鈴木 真1、中尾 優文1、寺澤 広基1、鎌田 敏郎1 (1.大阪大学)

キーワード:電磁パルス法、RC床版、水平ひび割れ、脆弱層、振動特性

RC床版に電磁パルス法を適用する場合,鉄筋腐食等により発生した水平ひび割れの上縁側のコンクリート部材にたわみ共振が生じることが確認されている.しかし,水平ひび割れの幅,および鉄筋とコンクリートの付着の状態により,RC床版の振動特性,および水平ひび割れ検出に影響を与える可能性が指摘されている.そこで,筆者らは,水平ひび割れ幅および付着を阻害する鉄筋表層部近傍の脆弱層を解析モデルに反映させ,水平ひび割れ幅および脆弱層の弾性係数をパラメータとした解析的検討を行った.その結果,水平ひび割れの幅はたわみ共振に影響を及ぼさないこと,また,脆弱層の弾性係数が小さくなれば,たわみ共振が生じることを確認した.

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