令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

非破壊試験法(4)/評価試験方法(1)

座長:橋本 勝文(京都大学)

[V-402] 既設コンクリートと補修モルタルのせん断付着特性に及ぼすプライマー並びに断面寸法の影響

〇鈴木 華1、宇治 公隆1、上野 敦1、大野 健太郎1 (1.首都大学東京)

キーワード:せん断付着強度、プライマー、付着面形状、直接二面せん断試験、目粗し

現在,コンクリート構造物の補修・補強における,既設コンクリートと断面修復材の付着界面の一体性を評価する試験方法は確立されておらず,効果的で経済的な補修・補強設計に活かせる試験方法の統一が必要とされている.そこで本研究ではせん断付着強度評価法の合理化に向けた付着特性の解明を目的に,JSCE-G 553の直接二面せん断試験に基づき,プライマー並びに断面寸法がせん断付着強度に及ぼす影響を検討した.その結果,エポキシ系プライマーはせん断付着強度の増大に寄与し,目粗しの増加に伴うせん断付着強度の増分が大きいことがみられた.また、断面寸法の違いによってひび割れが進展する傾向の違いが見られた.

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