高流動コンクリート(2)／混和剤

[V-441] 壁部材を対象とした安価な締固め不要コンクリートの打込み方法の検討

〇六本木 日菜子¹、高木 英知¹、松本 修治¹、柳井 修司¹、橋本 学¹、渡邉 賢三¹、坂井 吾郎¹ (1.鹿島建設株式会社)

キーワード：高流動コンクリート、打込み、締固め不要、充塡性

近年，労働人口の減少などから建設工事の生産性向上が課題であり，コンクリート躯体工では，打込み・締固め作業の省人・省力化が求められる．筆者らは，一般的なRC構造物を対象に安価な締固め不要コンクリートの適用に向けた検討を行っている．本稿では，壁部材を対象とした打込み方法を作業の効率化の観点と併せて検討した．その結果，考案した打込み方法は，品質を確保しつつ，作業効率を上げる効果を有することが確認でき，流動先端においても材料分離は確認されず，従来の打込み方法と同程度の品質が確保された．