令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

高流動コンクリート(2)/混和剤

座長:早川 健司(東急建設株式会社)

[V-442] フレッシュ時の空気量減少の抑制による自己充填コンクリートの硬化後表面の残留気泡発生の防止

〇古竹 莉久1、大内 雅博1 (1.高知工科大学大学院)

キーワード:自己充填コンクリート、表面気泡、増粘剤、連行空気泡、粘着力

気泡の移動・浮上を抑制することにより表面気泡の発生防止につながることを,自己充填コンクリートを想定したモルタル試験により検証した。時間の経過によるフレッシュモルタルの空気減少量とモルタル硬化表面の表面気泡との関係を調べた結果,水セメント比が同一かつ増粘剤を使用していなければ,練上がりから2時間後までの空気減少量と,表面気泡の径が500μm以上の気泡面積の合計との間には相関が見られた。しかし,水セメント比を低くしたものや,増粘剤を添加したものは,時間経過による空気減少量に拘らず表面気泡が発生しなかった。型枠との粘着力が高くなったことが,空気量減少に拘らず表面気泡を発生させなかった可能性を得た。

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