高流動コンクリート(2)／混和剤

[V-444] Application of consolidated time of concrete delay method using retarder to real construction

〇Ryoji Hirota¹, Atsushi Matsui¹, Hiroshi Yamaguchi¹, Akimasa Tsujioka¹, Tsutomu Goto² (1.Shimizu Corporation, 2.Pozorisu Solutions)

Keywords:retarder, real construction, consolidation

当社が施工した大規模円形立坑工事において，厚さ3mの円筒壁が高さ60mに及ぶ側壁上部では打設回数が多くなることで水平打継ぎが多くなることが考えられた．そこで，構造物全体としての一体性向上のため，超遅延剤を使用し夜間の打設中断期間を挟んだ翌日に打重ねることで，1度に打設するロット高を高くし，打継ぎを減らすことを検討した．まず，当工法により施工された打重ね部の一体性を確認するため，試験的に曲げ強度や耐久性の評価を行い，一体打ちの場合と大差ないことを確認した．その後、事前凝結試験やモックアップ試験を通して，超遅延剤の適正添加率を決定し実施工へ適用し，凝結遅延時間を管理することで，一体化を確保できた．