令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

高流動コンクリート(2)/混和剤

座長:早川 健司(東急建設株式会社)

[V-444] 超遅延剤を使用した打重ね時間遅延技術の実施工への適用

〇廣田 遼次1、松井 淳1、山口 浩1、辻岡 章雅1、後藤 努2 (1.清水建設株式会社、2.ポゾリスソリューションズ株式会社)

キーワード:超遅延剤、実施工、打重ね

当社が施工した大規模円形立坑工事において,厚さ3mの円筒壁が高さ60mに及ぶ側壁上部では打設回数が多くなることで水平打継ぎが多くなることが考えられた.そこで,構造物全体としての一体性向上のため,超遅延剤を使用し夜間の打設中断期間を挟んだ翌日に打重ねることで,1度に打設するロット高を高くし,打継ぎを減らすことを検討した.まず,当工法により施工された打重ね部の一体性を確認するため,試験的に曲げ強度や耐久性の評価を行い,一体打ちの場合と大差ないことを確認した.その後、事前凝結試験やモックアップ試験を通して,超遅延剤の適正添加率を決定し実施工へ適用し,凝結遅延時間を管理することで,一体化を確保できた.

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