令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

高流動コンクリート(2)/混和剤

座長:早川 健司(東急建設株式会社)

[V-447] 亜硝酸塩系耐寒促進剤を添加したセメント系材料の初期強度発現メカニズムに関する研究

〇米山 暁1、崔 希燮1、井上 真澄1、須藤 裕司2、金 志訓3 (1.北見工業大学、2.日産化学株式会社、3.室蘭工業大学)

キーワード:亜硝酸カルシウム、硝酸カルシウム、C3A、AFm

亜硝酸・硝酸カルシウムを主成分とする耐寒促進剤は,添加量が増加するほどコンクリートの初期強度増進に効果的であるが,その強度発現に寄与する詳細な水和反応機構に関しては未だ不明確な部分が多い。本研究では材齢24時間までの初期水和に着目してセメントペーストを用いた実験・分析を行い,亜硝酸・硝酸カルシウムが水和反応に与える影響を確認した。その結果,亜硝酸・硝酸カルシウムを添加することで,C3AとNO2,NO3の急激な反応による亜硝酸・硝酸系水和物に加え,AFtなどのカルシウムアルミネート系水和物が増大し,空隙を効果的に充填することで良好な初期強度発現が得られることを確認した。

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