令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

アスファルト系舗装(2)

座長:上野 千草(寒地土木研究所)

[V-489] 大規模施工に対応した水反応型常温アスファルト混合物の検討

〇畠山 慶吾1、牛込 直樹1、河野 清隆1 (1.前田道路)

キーワード:袋詰め常温アスファルト混合物、化学反応、収縮

我が国において、地域活性化の推進には、インフラ整備やメンテナンスを適切に行うことが重要である。しかし、山間部や離島等では、加熱アスファルト混合物を施工できない地域がある。近年、筆者らは水添加で硬化する化学反応型の常温アスファルト混合物を開発した。この混合物は、強度発現が早く加熱アスファルト混合物と同程度の強度を有する。しかし、反応硬化時には収縮するため、広く施工する場合には、収縮ひび割れなどの発生が懸念される。そこで、主要添加材である特殊潤滑油の種類を選定し、反応硬化時の収縮量の低減を図った。その結果、反応硬化時の収縮量を低減できる結果が得られたため、離島で大規模施工を行い供用性を確認した。

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