劣化予測/維持管理(1)

[V-569] Analysis method about calcium elution phenomenon in concrete accompanying water leakage-Examination about how ”degree of progress in hydration” and ”differences in sample size”affect the analysis-

〇Kento Kawashima¹, Sadao Kimura², Syunichi Oshima², Taro Hiromitsu³ (1. Kanazawa Institute of Technology Graduate School, 2. Kanazawa Institute of Technology, 3.Sato Kogyo)

Keywords:Calcium elution, Water leakage, Chelate titration, Tunnel lining concrete, Hydration reaction

矢板工法で施工されたトンネルは，漏水が多いといった特徴がある．この漏水部からカルシウムが溶出し，コンクリートが脆弱化すると考えた．既往の研究では，キレート滴定により，セメントペーストからのカルシウム溶出を確認してきた．本文ではこのキレート滴定において，水和反応の進行度および試料のサイズが結果に及ぼす影響を確認することで，キレート滴定の有効性を検討する．実験にはサイズの異なる試料と，材齢が異なる試料を用いた．結果として，試料サイズが異なっていても，結果に影響がないことがわかった. また，水酸化カルシウム量がカルシウム溶出に影響していると考察した．