令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

劣化予測/維持管理(1)

座長:審良 善和(鹿児島大学)

[V-570] 漏水に伴うコンクリート中のカルシウム溶出現象の分析(2)ーカルシウム溶出速度の長期予測の検討ー

〇普照 遥1、木村  定雄2、大嶋 俊一2、弘光 太郎3 (1.金沢工業大学大学院、2.金沢工業大学、3.佐藤工業)

キーワード:山岳トンネル、覆工コンクリート、材質劣化、カルシウム溶出、水和反応、キレート滴定

山岳トンネルの覆工コンクリートの目地部では,ひび割れが多くみられ,その部分では漏水を伴っている場合が多い.また,漏水によってカルシウムの溶出が促され,コンクリートが脆弱化する可能性がある.脆弱化した部分では,コンクリート塊がはく離・はく落する危険性があり,第三者被害にもつながりかねない.ここで,現在,カルシウムの溶出は定量的な分析がなされていない.このことから筆者らは,カルシウム溶出の分析手法としてキレート滴定を取り上げ,その有効性を検討した.本報告はキレート滴定によって求められる溶出速度から長期的なカルシウムの溶出量を算定することによって,長期的なカルシウム溶出特性の予測を試みた.

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